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4.塾経営の成功は「  退会防止  」にあり

 さて次に、募集活動によって入会していただいた生徒を基盤に、更なる生徒数の拡大を図るにはどうしたら良いかを考えてみましょう。

■「良い塾」とはどんな塾でしょうか。

・退会者の少ない塾

・利益の出せる塾

私たちの仕事は・・・

①縁のある顧客に必要なサービスを販売すること ⇒ 生徒の成績を上げる

②できるだけ多くの顧客の輪を広げること ⇒ 多くの生徒を入塾させる

この2つのバランスが大切になります。

~生徒の成績向上への取り組み~

 まず、塾としての重要な仕事は、「生徒の成績UP、学力を伸ばす」ことです。

「生徒の学力を伸ばす」第一歩は入塾説明の際のプラン確定からスタートします。

■早期に入会して頂く                    ⇒早期に学習をはじめることにより、状況が改善しやすい

■通塾回数、通塾時間を増やす        ⇒必要な学習量をしっかりと確保する。

■オプションターボ率を高める            ⇒定期テスト前の学習時間を確保する

■地域の過去問題の保管と活用       ⇒定期テストで結果を残し、地域の評判を形成する

 生徒に学力が伸びたと実感して頂くために、具体的な学力アップの取り組みが必要となります。

■通塾回数、通塾時間を増やす

⇒必要な学習量を確保させることは生徒の学力を伸ばすためには必要です。家庭学習、自習室での学習は、「徹底した学習時間の管理」という面では、授業受講に比較すると難しいかもしれません。「自己管理ができる、自立した学習ができる」ようになるまでは、「授業」という形で学習時間を確保した方がよい場合があります。

■成績を徹底して管理する

⇒定期テスト、模擬試験、実力テスト等のデータ収集を随時行い、生徒の成績を把握しておくことが大切です。成績を把握することによって、生徒、保護者様に今その生徒がどのような状態にあるのか、今後どのように指導して言うべきかを知ることができます。その情報により、面談、電話掛け、声がけ等でプランアップやオプション受講を提案していきます。

■演習・確認テスト等を行う

⇒学力定着のためには、「先生に教えてもらう」という受け身の姿勢で行う学習ばかりでなく、同時に積極的に自分で「問題を解く、演習を行う」という時間が必要となります。この時間を多く設けることで確実に自分の力となっていくでしょう。

~教室の集客を左右する「友人の変化」~

 既に入塾している生徒や保護者様(顧客)の声は、強力な「味方」にも「敵」にもなることがあります。徹底的に味方にするために、生徒の学力を伸ばすことで顧客を「味方」にしていきましょう。

 短期的に全力で生徒の成績を伸ばすことで生徒が「学力が伸びた」とより実感して頂けます。そのためには、教材を絞り、成績を出していくことに目的を置く方法があります。

⇒プランの提案の仕方を工夫する(短期的に集中した勉強時間を確保する)

⇒目標設定と管理(短期の目標、計画を立てることで努力しやすくなる)

⇒年単位・月単位・週単位・日単位での学習計画を立てる

 入塾した生徒の学習に対する姿勢に変化があれば、周りの友人は変化に気づきます。良い方向に変化すれば「自分もそうなりたい」というスイッチオンになることでしょう。生徒たちは友人から一番影響を受けやすいのです。

~自学自主の習慣=自習室の活用~

 「教えてもらうまで待っている」という態度と「わからないけれど、まずは自分でやってみよう」という習慣の差はそのこの一生を左右するほど大きなものです。学習の習慣は、子供たちが教室にいる時よりも、教室から離れたときこそが重要です。

 大学受験までを考えると、「自学自習の習慣」は高校進学後の学力低下を防ぐ、大きな味方となります。

~生徒のモチベーションを高める~

 生徒のモチベーションを高めること、持続左折ことは、成績向上のためには欠かせない必要条件です。のび津生徒の紗T立てるには良きアドバイスを紙、お手本を見せること、そして本人にも「変わろうとする勇気」と「素直さ」が必要です。

 学習の動機付け徐平素から常に方率すけることは「モチベーション持続」の為の要素の一つです。教室での会話が生徒の学習への勇気付けにつながっていきます。生徒と個別に面談をし、励まし、温かく見守り、子供たちに対して関わっていくことが大切です。

■生徒と面談を円滑に行うための基本原則

■面談の目的(ゴール)を決めて面談を行う

 教室長が「何のためにこの面談を行うのか」「その生徒に何も気づいてほしいのか」を予め決めた上で、面談にのぞみます。また教室長がゴールに向けてアドバイスを与えるのではなく、本人が答えを自分で見つけ出せように導きます。

■進路面談の際に準備するもの

※あらかじめ、面談の際に必要なデータ・情報の整理を行っておきます。

■生徒情報の把握

■成績状況の把握

■志望校の確認と受験情報の把握

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