37 名刺交換のマナー
-「相手の分身」と思って敬意を払う-
チェックポイント
①名刺は相手そのもの。常に丁寧に扱う
②交換時は、立場が上のもの同士から
③名刺入れの素材にも相手への配慮を
ビジネスコミュニケーションの出発点
ビジネスに置ける初対面の挨拶は、名刺交換からはじまります。人間関係は第一印象が重要ですから、名刺交換のマナーを知っていれば、好印象からスタートできます。
逆に言えば、名刺交換をおろそかにしているひとは、それだけで、マイナスの印象を与え、ネガティブな評価をされがちです。
高得点をいただける名刺交換の仕方を身につけましょう。
▶さまざまな情報の書かれた名刺は、「相手の分身」
名刺交換で最も大切なことは、名刺の扱い方に心を配ることです。
名前、会社名、役職、電話番号、メールアドレス、仕事内容、企業理念・・・・・・。名刺にはさまざまな情報が記されています。顔写真や似顔絵入りの名刺も珍しくありません。社会人にとって、名刺は自分の分身なのです。
それだけに、名刺を軽く扱われると、自分自身が軽く扱われたような気がします。名刺は相手そのものと敬意を忘れずに、常に胸より高い位置で受け取り、丁寧に取り扱いましょう。
▶名刺交換の流れ
訪問した側から先に名刺を差し出します。訪問される側が立場が上で、状モンする側はしたという考え方です。あなたが訪問をお願いした場合、あなたから名刺を取り出すのがマナーです。
相手が麩食う宇野場合は、役職の高い人から順に交換していきます。脳死や栓パウに同行しているときは、上司を先輩が交換した後に行います。
名刺交換はお互いに向き合って、原則として、立って行うこともマナーです。
間にテーブルがある場合は、テーブル越しには行わず、必ず相手の正面へ移動してから行います。ただし、喫茶店などで行う場合は、周囲の人への配慮から、座ったまま交換をすることもあります。その際は「座ったままで失礼いたします」の一言を添えましょう。
▶名刺交換の3つのパターン
名刺交換には、3つのパターンがあります。「名刺を差し出すのみ」「名刺を受け取るのみ」「同時交換」です。
ビジネスシーンでは、同時交換がほとんどです。




▶名刺交換で、知っておくと助かること
●先に渡されたら、素直に受け取る
名刺交換に不慣れなうちは、名刺がスムーズに取り出せず、目上の方から先に差し出されることもあるかもしれません。
そこで、すぐに自分の名刺を取り出せないときは、「恐縮でございます」と気持ちを伝えて、丁寧に受け取ります。取り出すことにこだわって、相手を待たせてしまったら、かえって失礼に当たります。
のちに、自分の名刺を取り出したら、「申し遅れ、失礼いたしました」と深いお辞儀と言葉を添えつつ差し出して、丁寧に渡します。
●万が一、名刺を切らしてしまったら・・・
訪問してから名刺切れに気づいたら、「名刺を切らしてしまい、申し訳ございません」と丁寧に謝り、会社名と肩書き、名前を名乗ります。
帰社したらすぐに、お詫びとお礼の言葉を添えて、名刺を郵送します。郵送が早ければ、失敗をフォローできるだけでなく、かえって好印象につながることもあります。
とはいえ、名刺切れという自他Kを避けるためにも、出かける前に、名刺入れの中に充分な
枚数の名刺が入っているかのチェックを忘れてはいけません。また、名刺を使ったら、帰社してから、必ず補充をする習慣をつけましょう。念のため、名刺の入った名刺入れを2つ持っておくと安心です。
●面談中の名刺の扱い方
面談中、相手の名刺は名刺入れの上にのせて、自分の左斜め前に置きます。相手が複数の場合は、役職が一番上の方の名刺を名刺入れの上にのせて、ほかの方の名刺はテーブルの上に。
このとき、座席順に合わせて名刺を並べておくと、顔と名前が一致します。
●名刺入れをズボンに入れるのは厳禁!
名刺交換をスムーズに進めるためには、名刺入れをすぐに取り打設場所に入れておくことが大切です。男性はスーツの内ポケット、女性はバッグの取り出しやすい位置がベストです。
男性の場合、取りやすさだけで考えると、ズボンのポケットも向いていそうですが、ズボンのポケットから名刺入れを出す姿は、洗練されているとはいえません。特に後ろのポケットから出した名刺を渡すことは大変失礼です。
▶名刺入れの選び方
●必ず「専用の名入れ」を使う
名刺は必ず「専用の名入れ」に入れます。財布や定期入れで代用していると、名刺が折れ曲がって、美しい状態でお渡しできません。名刺の「身だしなみ」鬼も気を配りましょう。最近は名刺入れを謳ってはいるものの、ICカードなども入れられる、兼用型のものがあります。このようなタイプもあまりオススメできません。ビジネスシーンでは専用の名刺入れを使いましょう。
●名刺入れの素材は「革製」がベスト
名刺入れにはいくつかの素材がありますが、大半は「革製」か「金属製(アルミ、ステンレス)」のどちらかです。
金属製は丈夫で長持ちですが、訪問先で落としてしまった場合、床を傷つけてしまう危険性があります。このような事態を避けるためにも、革製を使うことをオススメします。
もし、金属製の名刺入れをすでにお持ちの場合は、予備の名刺を入れて、セカンド名刺入れとして使うといいでしょう。
●スリムなものより、厚みのあるものを
名刺入れにはスリムなデザインのものが珍しくありません。特に革製のスリムなタイプは、見た目もスマートでオシャレです。
とはいえ、薄いということは、収納枚数が少ないということ。ビジネスシーンでは、厚めの名入れが重宝します。
受け取った名刺が名刺入れに入らないなどという事態を避けるためにも、ある程度の厚みは必要です。
●「間仕切りのある二つ折り」がベスト
革製の中でも、二つ折りで、内部に間仕切りのあるタイプは便利です。いただいた名刺は手前、自分の名刺が奥に入れておくようにすると、まちがえて他人の名刺を渡すようなミスが防げるからです。
また、名刺入れを開いたとき、いただいた名刺を常に自分の名刺の上に位置することができるため、名刺をくださった方への敬意も表せます。
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