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32 応接室、会議室での席次のマナー

-お茶を正しく出せるのも社会人-

チェックポイント

①トイレ以外、ドアのノックは3回が基本

②ドアのタイプによって、開け方は変わる

③茶碗は茶托にのせず、お盆で運ぶ

部屋に入ってからの応対が大切

 お客様をご案内する場合、目的地は「応接室」や「会議室」となるケースがほとんどです。また、あなた自身が社外の人と、打ち合わせや会議をする貴会もあるでしょう。

 受付での応対も、廊下やエレベーターでのご案内も、応接室や会議室にたどり着くまでのプロセス。これからが接客応対の本番ともいえます。失礼のないご案内をしましょう。

▶来客を応対するときの必須知識

 誰がどこに位置するのかという、席の順番を「席次」といいます。「上座」「下座」という言い方で、席の順番を決めます。お客様をご案内するとき、席次の知識は不可欠です。席次には法則性がありますが、絶対的なものではありません。部屋のレイアウトや人間関係など、さまざまな要因で変わってきます。臨機応変な対応で、お客様への敬意を表現していきましょう。

▶応接室・会議室へのご案内

●ドアの開け方

 ①ドアは必ずノックします。②ノックをする理由は、部屋の中に誰か入るのか、今から入室してもよいか、確認するためです。③ノックの回数は、日本のビジネスシーンでは3回がよいでしょう。

 開け方はドアの種類によって異なりますが、「ドアを開けるときはドアとともに動く」「空いている手でドアを押さえる」「空いている手で室内を指し示して、『どうぞ』と言葉を添えつつ、お客様を室内へ誘導する」といった基本動作に変わりはありません。ドアを閉めるときは、ドアの方を向いて、両手でドアノブを持ち静かに閉めます。

●席に誘導するとき

 お客様にお待ちいただく場合は、「どうぞこちらにおかけになってお待ちいただけますでしょうか」と、お座りいただく席をはっきりと示して、遠慮無く座っていただきます。

 お客様には上座にお座りいただきます。では入り口から見て遠い席、奥の席が上座となります。一方、出入り口に近い席、手前の席が原則として下座です。

▶「上座」と「下座」の基本的な考え方

●上座

 その場で一番心地よく、安全に過ごせる場所のこと。必然的に、役職が上の人や年長者が座る。基本的には出入り口から遠い、奥の席。

●下座

 出入り口に近いなど、居心地のよくない場所のこと。お客様をお迎え据える側、役職が下の人や年少者が座る。原則としては出入り口から近い、手前の席。

▶応接室の席次

▶会議室の席次

▶お茶の出し方

●基本的な流れ

●お茶の出し方で困ったときは・・・

▶お見送りのマナー
 打ち合わせが終わったら挨拶をして、お客様をお見送りします。どこまで見送るかは、相手との関係性や状況によって変わります。

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