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29 相談のマナー

-礼儀をわきまえて、積極的にたずねる-

チェックポイント

①早めの相談が、早めの問題解決に

②実は相談される側も、ことのほか嬉しい

③「お礼」と「結果報告」を忘れないこと

相談上手は、社会人として伸びていく

 「報連相」といった言葉を聞いたことがあると思います。「報告」「連絡」と同じくらい、ビジネスシーンで「相談」は重要なのです。

 上司から指示を受けて仕事を進める中で、疑問点や問題点にぶつかったときは、思い切って相談してみましょう。1人で抱え込んだり、勝手な判断で進めてしまうと、むようなトラブルを招く危険性があります。最終的に問題を解決するのは自分でも、そのプロセスでは助けを借りて、よりよい結果を出しましょう。

▶相談を受けることは、上司や先輩も嬉しい

 上司や先輩に対する遠慮から、なかなか相談できない人もいます。

 しかし、部下や後輩に相談されるということはそれだけ信頼されている証し。上司や先輩もまんざらではありませんから、気兼ねなく相談してみましょう。

 とはいえ、何度も似たような相談を持ちかけたり、相談の仕方が適切で無ければ、快く相談にのってもらえません。

 良好な関係を築くためにも、マナーに則した相談の仕方が大切です。

▶上司や先輩に相談するときのポイント

●相談内容を整理して、要点をまとめておく

 漠然として相談はNG。上司や先輩がわかりやすいように、要点をまとめて、何について相談したいのかを明確にしましょう。

 上司や先輩はあなたのために、時間を割いてくれるのです。貴重な時間を無駄にいないように、事前の準備をしておきましょう。要点がメモなどに書き出しておくと、考えもまとまり、相談もスムーズに進みます。

●相談する目的を明確にしておく

 相談する側が何側かランク手、何をどうしたいかなど、その目的を明確にしていないと、相談される側は困ってしまいます。上司や先輩も、何の為に相談されているのかがわかれば、具体的なアドバイスができます。

●相談相手の都合を確認する

 貴重な時間を割いて、相談にのってくれる上司や先輩にかかる負担はなるべく少なくしましょう。そのためにはあらかじめ相談したい内容や、相談にかかりそうな時間を、事前にメールなどで伝えておくと良いでしょう。上司や先輩も相談に割く時間などを調整できます。相談も「相手優先」の精神で。

●答えを求めるのではなく、アドバイスをいただく気持ちで

 相談のゴールは答えを得ることではありません。問題解決のヒント、アドバイスをいただくための行為だと心得ておきましょう。

 上司や先輩は問題の当事者ではありません。背負う段に乗ると言うことは、あなたのためを思って最善のアドバイスをしてくれるということです。

●問題か行けるとは無関係に、必ず「お礼」と「結果報告」をする。

 相談が終わったら、相談にのっていただいたことに対して、必ずお礼を伝えましょう。

 また、相談を受けた相手は、あなたのその後を気にしています。自分のアドバイスが役立ったのかどうかを心配しています。

 必ず結果報告をすることを忘れずに。

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