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13 一筆箋のマナー

-短冊形の小さな便せん「一筆箋」は、通常の手紙と違って、

 肩肘はらずに書けるものです。

 一言メッセージを添えて、相手にいい印象を持っていただくために

 一筆箋のマナーをおさえましょう-

▶一筆箋の位置づけ

 一筆箋は小さな便箋ですが、横8センチ×縦18センチ程度のものがよく使われています。B5サイズの便箋と比べても、書くことができるスペースは5分の1ほど。シンプルな無地のものや、罫線があるものなど、手書きで伝えたい内容を、ストレスを感じることなく書くことができます。

 また、本格的な手紙と違って、頭語や結語、時候の挨拶など形式張った言葉がなくても問題はありません。

▶ビジネスシーンでの使い方

 取引先へ資料などを送るときに、添え状のほかに一筆箋に手書きのメッセージを書いて同封すると丁寧さが伝わります。お客様からご注文いただいた商品を送る際に、感謝の気持ちや、次につながるようなひと言を書いて同封するのもよいでしょう。

 車内での使い方としては、同僚に何か依頼をしたり、お礼をしたりする際に、一筆箋でひと言添えると入った使い方もできます。出張や旅行のお土産を渡したり、差し入れしたりするときに添えてもよいでしょう。

●一筆箋を使うときに注意すること

・自由度が高い一筆箋ですが、相手や状況、用途に応じた配慮が必要です。最初に「相手の名前」、最後は「自分の名前」を書きますが、いずれもフルネームで書きましょう。先方の社名を書くとより丁寧な印象になります。

・特に社外の人に添える一筆箋には、シンプルな印象を与えるものが無難です。無地の縦書きが、最もフォーマルな印象を与えます。送る相手との関係によっては、季節を感じさせるワンポイントのイラストなどが入っていても、失礼には当たりません。

・資料を添えるときは、クリアファイルに資料と共に入れたり、クリップで資料に留めたりするなど、まぎれないようにしましょう。

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