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03 男性の身だしなみ【カジュアル】

-スーツが必須ではない職場での服選びは…-

チェックポイント

①職種や季節によっては、ラフな格好もOK

②ただし、プライベートと同一視はできない

③ジャケットを着るだけで、印象を変えられる

カジュアルが許される場面でも、職場は職場

 最近は「クールビズ」や「ウォームビズ」といった言葉が一般的となり、カジュアルな服装が許される職場も増えてきました。

 とはいえ、あくまでも仕事中の服装です。プライベートと完全に同一視はできません。職種や職場の雰囲気によっても、どこまでラフな服装が許されるかは変わってきます。お客様をはじめ、社外の人と出会う頻度によっては、フォーマルな要素を残した「ビジネスカジュアル」にとどめたほうが無難です。

▶「ビジネスカジュアル」と「カジュアル」の違い

●ビジネスカジュアル

 シャツはボタンダウンなどでもOK。ネクタイは締めなくてもよいが、ジャケットは必要。ズボンはジーンズではなくチノパンなどを。靴はスニーカーではなく革靴で、ベルトと靴の色と同色に。

●カジュアル

 Tシャツにジーンズ、靴はスニーカーでもよい。ただし、クライアントとの打ち合わせや急な来客用に、ロッカーにはジャケットと革靴を用意しておくとよい。

▶男性のビジネスカジュアル

●シャツ

・ボタンダウンもOK。生成りや薄いブルー、薄いグリーンなど、目に優しい色で。

・ラインは茶系×ボルドー×からし色など。

・上着を脱いだときに、ズボンからシャツが出ていないように。

・袖のシワや、首回り、手首の汚れに要注意!

・首元の前ボタンは、ひとつあける程度に。

●ネクタイ

・しめるかしめないかは、福全体のバランスで考える。

・ネクタイをしめる場合は、カジュアルなデザインと素材のものを、キチッと結ぶ。中途半端にゆるめるのは厳禁!

●ジャケット

・色は濃紺やベージュ系。スタンダードな印象を与える。

・選ぶ時のポイントは肩。方がしっかりと馴染むデザインを選ぶと、体にフィットする。

・ポケットのデザインなどに、ちょっとした遊び心があってもOK。大人としての余裕を演出できる。

●ズボンとベルト

・ズボンがベージュ系や茶系なら、ベルトも茶系のものを選ぶ。

・ベルトの色が濃い目だと、しまった印象が出る。太めの人は「濃い目の茶系」で統一してもいい。

●靴とカバン

・カジュアルな服装だと、靴下が「少し厚めのコットン素材」になりがち。スーツのときより、少し大きめの靴を選ぶ。

・スーツ姿のときより自由度が高まるため、カバンは革製でもOK。

●靴下

・柄があっても大丈夫ですが、夏の「スケスケ靴下」だけはNG!

●時計、名刺入れ、財布

・ブランド品であってもさりげないデザインのものを選ぶ。

・時計は時間がすぐわかるものを。

・財布はレシートなどでパンパンにせず、常にきれいな状態に。

▶男性のカジュアル

●ヘアスタイル

・個性的なものや、流行を取り入れたものでもOKだが、だらしなく見えてしまわないよう、綺麗に散髪しておく。フケやニオイに注意。

●ひげ

・スーツ姿と違って、厳禁というわけではない。とはいえ、多くの人に会う職業だと、絶対に受け入れてもらえない場面も出てくるので、清潔感のあるスタイルに。

●シャツ

・服装の自由度が高いため、コットン者T㋸、ボタンダウンなども大丈夫。

・ただし、TPOはわきまえる。お堅い取引先に向かうときなどのために、ジャケットをロッカーに用意しておく。

●上着

・冬場に防寒着のため、オフィスの中でラフな上着を着るのはOK。

・他社を訪問するときのために、ジャケットをロッカーに入れておく。カジュアルな上着からジャケットに替えるだけで、見た目の印象が別物になる。

・カジュアルな上着、ジャケットのいずれでも、たとえばタバコの臭いがしみついていないかなど、清潔感を要チェック。

●ネクタイ

・しめる場合はボウタイなど、おしゃれ感のあるものまで受け入れられる。

●ズボンとベルト

・ジーンズに茶系のベルトを合わせたスタイルなら、相手にやわらかい印象を与え、周囲とのコミュニケーションが取りやすくなるという効果も。

●靴下

・職場の方針で服装に統一感を持たせている場合を除き、自由に靴下を選べる。

・靴やズボンと別の色でも大丈夫。ただし、相性のよい色を選ぶ。

●靴とカバン

・全体をカジュアルでまとめる場合は、靴は先のとがった革靴よりも、スニーカーを履いているほうが好感度アップ。汚れは厳禁。

・カバンはカジュアルな布製でも問題ない。業種や職種によっては、手提げやリュックサックまで許容範囲。

●時計

見てすぐ時間がわかるものがよい。

●名刺入れや財布

★作業着やユニフォームを身につけるときは・・・

 職種によっては会社から、作業着やユニフォームが支給されます。自分で管理する場合は、きちんと選択してアイロンをかけましょう。きれいなユニフォームを身につければ、

 自然と気持ちが引き締まります。

 作業中はもちろん仕事が優先。職種によっては安全第一。ユニフォームが汚れることよりも、ケガをしないことを重視して下さい。

 ルーズな着こなしはケガのもと。ボタン、ファスナー、ベルトなど、しめるべき箇所はきちんとしめておきます。

 靴は会社から支給されたものがあれば、そちらを履いてください。自分で選ぶのであれば、安全で作業がしやすい靴を選びましょう。

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