01 身だしなみの心がまえ
-いつでも「他人にどう見られているか?」を考える-
チェックポイント
①「身支度仕事半分」という言葉もあるほど、とても大切。
②「清潔感」「機能性」「上品さ」を意識する
③服装やヘアスタイルは「相手中心」で
服装を整えたら、その日の仕事の半分は終わり?
ある一流企業の創始者が、毎朝出勤してくる自社の社員を、入り口前で毎朝、じっくり見ていたというエピソードがあります。
いったい何を見ていたかというと、それは社員の身だしなみ。服装身に誰のない社員は、「身支度半分仕事半分」という評価したそうです。身だしなみをきちんと整えていればそれだけで、1日の仕事の半分は終わったようなもの、という意味です。身だしなみは、それほど社会人にとって大切なものなのです。
▶身だしなみで大切な3つのポイント
●清潔感
お互いに気持ちよく仕事をするためには、相手に不快感を与えないことがポイント。手入れの行き届いた服装や髪形など、「清潔感」が大切です。
●機能性
ビジネスシーンにおいては、仕事の妨げになたないような「機能性」のある働きやすい身だしなみを心がけることが重要です。
●上品さ
「上品さ」は、誰からも受け入れられる、大切な要素です。上品な身だしなみは、信頼できる人、ある人という印象を与えます。
▶常に「相手中心」の目線を持つ
ファッションに関心がある人は、服装やヘアスタイルにも、自分なりにこだわりを持っているかもしれません。しかし、ビジネスシーンで、単に自分の好みだけで服装を選ぼうとするのは、「自分中心」な人であると思われ、マイナスイメージを持たれてしまう恐れがあります。
社会人としての身だしなみのポイントは、お客様や取引先の方など、相手がどう感じるかを意識すること。つまり、「相手中心」で考えることにあります。
この「相手中心」という考え方は、マナー全般において、とても大切です。
▶「自分は会社の顔である」という意識を持つ
社外の人はあなたを通じて、あなたの会社を見ています。あなたの身だしなみが整っていれば、勤務先のイメージも好印象でとらえてもらえるかもしれません。
仕事には「人や物にお仕えする」という意味があります。社会人として仕事をするということは、組織に属し、給料をもらう立場にあること。自分の印象が、そのまま自分が所属する組織のイメージに繋がっていくことを忘れず、常に「自分は会社の顔である」という意識をもって、身だしなみを整えることが必要です。
▶マナーは仕事をするための大きな武器
社会人となると、会社に利益をもたらすことが求められます。常に「相手中心」で考え構想鶴という意識が大切。相手というのは、自分以外の人すべてが対象となります。このように、「相手中心」、つまり「相手の立場に立って考え行動する」ということこそが、マナーの心なのです。
マナーをもって接するためには、相手の気持ちを想像しなければなりません。自分がしたいこと思うことより、相手がしてほしいと思うことは何かを考え、それを行動に移します。言葉遣いも立ち居振る舞いも、同様です。あなたの意識を相手に向けることで、相手の気分がよくなり、自分を快適にしてくれたあなたに対して、好感を持ってくれます。それが、その後に続く仕事に大きくプラスとなります。とりわけ、服装や髪形など身だしなみを整えることは、あなたが一人前の社会人として活躍するための大きな武器となるのです。
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